2018年05月09日

医療事務の資格試験はどんな内容?受験のための流れは?

医療事務は女性に人気の仕事のひとつで、資格取得にも注目が集まっています。しかし、医療事務の資格は種類がたくさんあるため、試験内容もそれぞれ異なります。そこで、今回は医療事務の資格のなかでも、総受験者数152万人、85万人の合格者数(※)を出している最大規模の試験「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク®)」に焦点を当て、その内容や受験までの流れなどを解説します。
※(一財)日本医療教育財団サイトより

医療事務の資格試験とは

医師や看護師は「国家資格」ですが、医療事務の資格は民間団体が試験を実施し合格者を認定する「民間資格」です。また、いくつかの民間団体による医療事務の資格が存在します。

メディカルクラーク®とは、(一財)日本医療教育財団が実施する「医療事務技能審査試験」を受験し合格すると得ることができる資格です。医療機関での受付や診療報酬請求などの業務をスムーズに行える能力を持っているかが審査されます。

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試験内容は、次の3科目です。
・実技試験Ⅰ:患者接遇・筆記(記述式)・2問・50分
・学科試験:医療事務知識・筆記(択一式)・25問・60分
・実技試験Ⅱ:診療報酬請求事務・診療報酬明細書点検・4問・70分

それぞれの試験の内容について、具体的に見ていきましょう。

・実技試験Ⅰ:患者接遇・筆記(記述式)・2問・50分
実技試験Ⅰは記述式で2問出題されます。内容は、患者様からの質問に対して受付担当者としてどのように応対するかを記述するというものです。

・学科試験:医療事務知識・筆記(択一式)・25問・60分
学科試験では、医療保険制度についての基礎知識や公費負担医療費制度、医療費の算定方法などから択一式で25問出題されます。テキストを見れば回答できる問題が多いため、難易度はそこまで高くありません。学科試験の範囲は以下のようになっています。
1.医療保険制度
2.高齢者医療制度
3.公費負担医療制度
4.介護保険制度
5.医事法規一般
6.医事業務
7.診療報酬請求業務・医学一般・薬学一般・診療録からひとつ選択

・実技試験Ⅱ:診療報酬請求事務・診療報酬明細書点検・4問・70分
カルテとレセプトの内容をもとに請求の間違いや入力漏れなどをチェックし、正しいレセプトを作成する問題が4問出題されます。

これら3科目すべての得点率が70%以上であれば合格となります。ただ、いずれかの科目が不合格となり資格取得できなかった場合でも、70%以上を取った科目については6か月間に限り受験が免除されます。

受験の流れを解説

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ここから、「医療事務技能審査試験」の受験の流れについて解説します。

試験日程と試験会場を確認する

試験は毎月1回、土曜日に実施されます。具体的な日程は、(一財) 日本医療教育財団のホームページで確認できます。また、試験日の2ヵ月前には、試験会場(各都道府県内の公共施設を利用)も確認できるようになります。

受験申込書類を取り寄せる

受験申込に必要な書類一式は、同じくホームページから申し込めば、送ってもらえます。試験案内や記入見本などをよく確認したうえで、もれなく記入しましょう。

受験を申し込む

記入した受験申込書に受験料7,500円を添えて、現金書留で(一財)日本医療教育財団に送る、または直接持参します。なお、受付期間は試験日の2ヵ月前から2週間前まで(消印有効)です。

受験する

送られてきた受験票や筆記具、参考資料などを持参し、試験会場にて受験します。計3時間にも及ぶ試験は一見大変そうに思えますが、学科試験と実技試験Ⅱは、持ち込んだ参考資料を見ながら解答することができます。

結果発表

試験日から約1ヵ月後に結果が郵送されてきます。

試験をクリアして、医療事務の仕事を目指そう

医療事務の資格試験は、医療保険制度に関わる専門知識が求められるため、独学でチャレンジするには難しいところもありますが、専門講座でしっかり学習をした人なら、きっと合格できると思います。

また、仮に不合格となった場合でも、「医療事務技能審査試験」は毎月実施されるため、再チャレンジしやすいのも良いところです。恐れずに、まずは試験を受けてみることをおすすめします。そして、見事クリアして医療事務の仕事を目指しましょう。

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