2018年03月30日

家族や自分自身の将来のために、介護について知っておこう

少子高齢化や核家族時代の到来によって、介護問題は年々深刻になりつつあります。もしも、家族に介護が必要になったら、私たちはどう対応しなければならないのでしょうか。今回は、いざというときに困らないために備えておくべきことについて解説します。

高齢化と核家族化に伴い、深刻化する介護問題

日本の65歳以上の人口は3,392万人、全人口の26.7%に及びます(2017年10月現在、内閣府発表)。2025年には30%を超えると予想され、高齢化に伴うニーズの高まりにより、「介護」を仕事にしようと考えたことのある人も少なくないと思います。でも実は、私たちは、介護をもっと「身近なもの」として意識する必要があります。

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昔は、子や孫を含めて3世代が一つの家に住んでいることが一般的で、兄弟・姉妹も多く、家族の誰かに介護が必要になったらみんなで協力することができました。しかし、少子化・高齢化・核家族化が進んだ近年では、一人で自分や配偶者の親兄弟など、何人かの介護をしなければならないケースも増えています。60代の子が80代の親の面倒を見る老老介護も発生し、介護問題は年々深刻化しています。
介護を他人事とは言えないこの時代には、いざ家族の誰かを介護しなければならなくなったときに困らないよう、今から介護に備えておく必要があるでしょう。

家族の介護のために、今から備えておくべきこと

介護について気軽に話せる家庭内の雰囲気づくりをしておく

私たちは、40歳を超えると介護保険料を支払うようになります。自分が40歳になったときを目安に、介護について親と話し合うのは、きっかけのひとつとしてよいかもしれません。家族に面倒を見てほしい、少しくらい不自由でも自宅で過ごしたい、迷惑をかけないよう老人ホームに入りたいなど、介護されるかもしれない本人が、今の時点でどう思っているのかを知ることが第一です。あらたまって、ではなくてよいので、何気ない団らんの時間などでも気軽に話ができる状況を家庭の中につくっておきましょう。

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仕事、家事、介護、それぞれ誰が何をするのか考えておく

会社勤めの人の場合、法律で定められた介護休業などの利用が可能です。しかし、介護は毎日のことであり、いつまで続くかは、わかりません。介護サービスを上手に利用しつつも、共働きならば、場合によってはどちらかが退職して介護に専念することも考えられます。一人で介護のすべてを担当するのは大変ですから、兄弟・姉妹・配偶者とは、誰がどう分担するのか事前に話しておくことが必要です。

介護する側、される側、どちらにも備えて知識をつけておく

すぐに必要ない場合でも、介護のことを知ることは大切です。介護される人の希望をかなえるにはどうしたらよいのか、負担を軽減できる支援制度はあるのかなど、いざというときに役立つ知識があるだけで、気持ちが軽くなるものです。介護する側が明るく笑顔でいれば、介護される側の笑顔につながります。気持ちに余裕をもって、お互いストレスなく過ごせるといいですね。

家族介護の正しい知識やスキルを身につけて、いざというときに備えよう

介護離職が社会問題化するなかで、介護と仕事をうまく両立したり、介護する際の負担やストレスを軽減するためには、介護の正しい知識やスキルが必要です。

介護に直面してからでは遅いかもしれませんので、今のうちから少しずつでも"介護"について学んで、いざというときに備えておくことが大切です。

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