2019年02月28日

医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)のお仕事

医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)とは

医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)は、医師の指示のもと、診断書などの文書作成代行や電子カルテの入力代行など、医師の事務作業を補助することで診療のサポートを行うお仕事です。
受付やレセプト点検などを行う医療事務(メディカル クラーク®)とは異なり、診察室に入り、医師と直接コミュニケーションを取りながら文書などを作成するので、より医療現場に近いお仕事だといえます。医療に興味があり、診療の現場の最前線で人の役に立ってみたいと考えている方に特におすすめのお仕事です。

2008年度に、病院勤務医の事務作業負担を軽減し、医療の質を高めることを目的として、診療報酬に「医師事務作業補助体制加算」が新設され、医師事務作業補助者のいる病院では、一定の条件を満たしている場合、診療報酬に加算ができるようになりました。医療の質の向上に加え、医師の働き方改革の観点からも、医師の事務作業負担の軽減は早急に解決すべき課題となっており、医師事務作業補助者を配置する病院は年々増加しています。

  • 診療の現場の最前線で、人の役に立つことができる
  • 医師の事務作業を代行することのやりがいを感じられる
  • 専門的な知識やスキルを身につけることができる
  • 職場となる大規模な病院では受付終了時間が早いことも多く、プライベートの時間を確保しやすい

医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)の職場

医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)は主に総合病院など、大規模な医療機関で多く活躍しています。

総合病院、大学病院などの大規模な医療機関

ドクターズクラーク®は、医師事務作業補助者の配置が評価対象となる大規模な医療機関を中心に活躍しています。勤務中は主に診察室で診療中の医師の近くにつき、電子カルテの入力代行や、診療データの管理・整理などを行います。

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医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)の具体的な業務内容

医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)の業務には、診断書などの文書の作成代行、電子カルテの入力代行、診療に関するデータ整理・管理などがあります。これまで医師が担っていた事務作業を代行することで、医師が診療に専念できる環境づくりを行い、「医療の質の向上」に貢献することが業務の柱となります。

診断書などの文書作成代行

医師の指示のもと、診断書や処方せんの作成などを行います。診断書や処方せんは、患者様の治療に関する重要な文書なので、責任を持ってミスのないように作成する必要があります。

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電子カルテなどの入力代行

診察室で医師の近くにつき、医師の指示のもと、医師の代わりにPCを使って電子カルテの入力などを行います。検査や処方などのオーダーの入力業務や、検査結果の出力を行うこともあります。医師の事務作業を代行することのやりがいを大きく感じられる業務です。

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診療に関するデータ管理・整理

診療を通して得られたデータの管理や整理も医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)のお仕事です。行政が管轄する感染症のサーベイランス事業(疾病の摘発を目的として行われる検疫、調査)に関わる入力や、救急医療情報システムへの入力を行うこともあります。

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医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)の雇用形態・勤務時間

医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)には、正社員だけでなく、さまざまな雇用形態があります。医師事務作業補助者の配置が評価対象となる医療機関は大規模な病院が多く、クリニックなど小規模な医療期間より受付終了時間が早いことも多いため、家事や育児と仕事を両立したい方や、プライベートな時間の確保を重視する方にとっても働きやすいお仕事だといえます。
一般的には、医療事務の資格を取得したうえで医師事務作業補助者の資格を取得し、医療事務からのステップアップとして医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)のお仕事をしている方が多くなっています。

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とっておきたい資格

ドクターズクラーク®

医師事務作業補助者の資格「ドクターズクラーク®」を取得するには、資格認定機関である(一財)日本医療教育財団と(公社)全日本病院協会が定めるカリキュラムの教育訓練講座の修了または、医師事務作業補助職としての6ヵ月以上の実務経験ののち、医師事務作業補助技能認定試験に合格する必要があります。試験は各都道府県内の公共施設などで年6回(1・3・5・7・9・11月)行われており、学科試験と実技試験があります。合格にはそれぞれ70%以上の正答が必要です。

また、未経験から医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)を目指す場合には、ドクターズクラーク®資格の前に、医療事務の資格を取得し、ステップアップをするパターンが一般的です。
医師事務作業補助者(ドクターズクラーク®)として働くうえで取得しておくことが望ましい医療事務の資格については、代表的なものとして「メディカル クラーク®(医科・医療事務)」があります。
「メディカル クラーク®(医科・医療事務)」試験の受験資格は不問で、年12回行われています。学科試験と筆記形式の実技試験Ⅰ(患者接遇)、実技試験Ⅱ(診療報酬請求事務/診療報酬明細書点検)があり、各科目の得点率が70%以上で合格となります。テキストの参照が可能なため比較的チャレンジしやすい資格だといえます。独学も可能ですが、専門の教育講座を受講すれば1.5ヵ月から3ヵ月で取得できる可能性もあります。

ニチイのメディカルドクターズクラーク講座では、未経験から「メディカル クラーク®(医科・医療事務)」と「ドクターズクラーク®」の2つの資格の取得を効率よく目指すことが可能です。また、既に医療事務の資格をお持ちの方や医療事務職として6ヵ月以上の実務経験がある方には、医療事務課程が免除になる「経験者コース」も用意されています。

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