介護職員初任者研修の
学習で身につけること
自宅でのテキスト学習とレポート問題提出、スクーリングでの座学と実技を通して、介護のこころとテクニックなど、知識や技術を効率よく、着実に身につけます。
介護の基礎知識
介護の基礎知識は、ご自宅でニチイオリジナルテキストを使用して学びます。
テキストの理解度を確認するための「レポート問題」の提出もありますので、担当講師による添削などを通して、疑問点を残さず解消し、知識を身につけることができます。
介護の実技
自宅学習と並行して、スクーリングで介護の「実技」を学びます。実際に体を動かしながら、さまざまな介護技術を習得していきます。
ボディメカニクスを活用した介護テクニックなど、実際の介護を想定した、より実践的な知識と技術を学びます。
学習する実技の例
-
車いすの介助
「介助される側」の立場も体験することで、ちょっとした段差が生み出す衝撃、急停止の怖さなどを理解します。介助される側の気持ちも考えながら、快適で安全な操作方法を学びます。
-
体位変換
寝たきりの状態だと、わずか2時間でできてしまう「床ずれ」。2時間ごとに行う体位変換の意味と、その方法を学習します。必要最小限の力で、重たい身体をらくらく動かすボディメカニクスには、驚かされるはずです。
-
排泄介助
寝たきりの状態で、おむつに頼らざるを得ない方のおむつ交換を体験します。介助する立場だけではなく、「介助される立場」も体験し、その気持ちを理解します。
カリキュラム
以下は基本的なカリキュラムです。受講する教室ごとに若干異なる場合がありますので、詳しくは、ご希望教室の研修概要をご覧ください。
自宅学習は、1回目のスクーリングに参加して、学習方法についての説明を受けてから、スクーリングと並行して進めます。
スクーリングの一例(通学)
学習時間94時間(16日間):別途修了試験1時間 ※東京都の例。都道府県により異なります。
介護の基本から介護職員に求められる具体的なテクニックまで、教室での座学、実技を通して深く理解します。実技では、介護現場で即戦力として活躍できる実践力を磨きます。
職務の理解 | 介護における尊厳の保持・自立支援 | 介護の基本 | 介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 介護におけるコミュニケーション技術 |
---|---|---|---|---|
|
|
|
|
|
老化の理解 | 認知症の理解 | 障害の理解 | こころとからだのしくみと生活支援技術 | 振り返り |
|
|
|
|
|
自宅学習(通信)
学習時間 36時間程度
介護の基礎知識の習得はご自宅で、テキストを使用して行います。ご自身のペースで計画的に、テキスト学習→レポート問題提出→担当講師による添削を繰り返すことで、介護現場で必要となる知識を効率よく着実に身につけます。
実習(ご希望者のみ)
希望の方には実習も
「実際の施設やお客様のご自宅で、介護の現場を体験してみたい」というご希望をお持ちの方を対象とした実習をご用意しています。実際の介護を通して、介護職員という仕事のやりがいを感じることができます。
(1)同行訪問 | (2)在宅サービス提供現場見学 | (3)施設サービス実習 |
---|---|---|
訪問介護サービスに同行訪問し、業務を体系的に理解するとともに、援護能力を確認します。 | 在宅サービスの提供現場を見学し、そのサービスと機関の役割・業務を把握します。 | 講義、実技講習の各内容を施設において見学実習することにより、介護技術を中心とする援護能力を確認します。 |
- 一部の都道府県では、実習がカリキュラムに含まれる場合があります。
- 実習希望者は健康診断の診断結果が必要となる場合もあります(自己負担)。
教材
介護の知識と技術を目で見て理解できる、わかりやすい教材です
介護の知識と技術をイラスト満載のテキストにまとめました。文章ではわかりにくい介護テクニックも一目で理解することができます。
全国約13万人のお客様をケアするニチイは、現場事例を吸い上げ、テキストにも反映。初めての人でも介護の基本&コツが身につくオリジナルテキストです。