2018年07月13日

介護福祉士国家試験の合格率はどれくらい?気になる難易度について説明!

介護の現場でのスペシャリストとして働くことのできる介護福祉士の資格。取得を考えている人も多いでしょう。2016年度(第29回)試験から受験資格の変更があり、一旦受験者数は落ち込んだものの、2017年度(第30回)試験から受験者数は再び上昇し、人気の高さがうかがえます。合格率は2019年度(第32回)試験では69.9%(厚生労働省「第32回介護福祉士国家試験合格発表」より)。着実に合格するにはどうしたらよいのか、対策を考えてみましょう。

合格率、難易度はどれくらい?

需要が高まる一方の介護職。なかでも現場の責任者となれる介護福祉士は、現役の介護職の人がステップアップするためにも取得しておきたい国家資格です。その試験の難易度や合格率について、チェックしてみましょう。

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2019年度(第32回)試験は合格率69.9%

介護福祉士国家試験を実施している、社会福祉振興・試験センターによれば、問題の総得点の60%程度を基準として(その年の問題の難易度により補正がある場合も)、さらに、11項目に渡る出題分野のすべてから得点があることが合格の基準です。


参考までに、これまでの試験結果を以下にまとめました。


  2015年度(第28回) 2016年度(第29回) 2017年度(第30回) 2018年度(第31回) 2019年度(第32回)
受験者数(人) 152,573 76,323 92,654 94,610 84,032
合格者数(人) 88,300 55,031 65,574 69,736 58,745
合格率 (%) 57.9 72.1 70.8 73.7 69.9

2015年度(第28回)試験の合格率は60%を切っていますが、直近4年ではいずれも合格率約70%となっています。毎日の実務で研鑽を重ね、過去問題などをきちんと解いておけば大丈夫という人もいますが、やはり受験対策に特化した教育講座で体系的に学んでおくのが合格への近道といえるでしょう。

2015年度(第28回)から2016年度(第29回)にかけて受験者半減のわけは?

介護福祉士の受験資格「実務経験3年以上」に「介護福祉士実務者研修」が必要とされるようになったのが2016年度(第29回)試験から。これは、介護福祉士を受験できる4つのルートのうち、現在最も多いといわれている「実務経験ルート」での受験を考えている人に、大きな影響を及ぼし、2016年度(第29回)試験の受験者は前年のほぼ半分の約7.6万人になりました。2017年度(第30回)から2019年度(第32回)の受験者は、8~10万人程度で推移しています。

筆記試験の難易度は?

医学分野、法律分野、心理学的分野と多岐にわたる出題範囲ですが、すべての問題が選択式ということで、論述形式の試験などよりは受験しやすいと思う人もいるでしょう。問題には「最適なものを選びなさい」「誤っているものを選びなさい」など、さまざまなパターンがあるので注意は必要ですが、平易な文章で出題されており、現場での経験と、適切なカリキュラムによる試験対策がなされていれば、結果に期待の持てる試験といえるのではないでしょうか。

合格のためのポイント3つ

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介護福祉士国家試験を受験するための4つのルートとしては、福祉系大学を卒業するなどの養成施設ルート、福祉系高校からのルート、外国人としてのルート、そして、現場で3年以上の経験を積み、実務者研修を受けて受験する、実務経験ルートがあります。


「実務経験3年以上」「実務者研修修了」の2つの条件を満たす「実務経験ルート」に照準を合わせた場合、合格のためのポイントは3つ。1つは、日々の仕事のなかで、着実に介護職としての経験・スキルを身につけること。2つめは過去の問題を集めたり、問題の傾向を探ったりするといった情報収集。そして3つめが、試験対策のための最適な学習をするというもの。

介護福祉士国家試験の合格率はここ5年平均で67%程度と決して低くありませんが、上記の3つのポイントについてはきちんと対策を行う必要があります。万全の準備をして、国家資格取得を目指しましょう。

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