2019年12月26日

医療事務のお仕事内容について知ろう

医療業界では人手不足が続いているため、探してみると多くの求人情報が見つかることでしょう。そのなかでも女性を中心に人気があるのが医療事務のお仕事です。主なお仕事内容と1日の流れについて見てみましょう。

医療事務のお仕事の種類と特徴

医療事務とはその名のとおり、医療機関(病院や診療所など)で行われる事務全般のことを指し、そのお仕事に従事する人も含めてそう呼びます。

医療事務のお仕事には、大きく分けると「受付業務」「会計業務」「レセプト業務」の3つの業務があります。

cl004_01.jpg

1. 受付業務

受付窓口で、来院された患者様の応対を行うのが、受付業務です。診察券・保険証の確認や、来院理由をたずねるなどの簡単な問診、初診の方への用紙の記入依頼などを行います。受付業務は「病院の顔」とも言われ、医療機関の印象を左右することもありますので、明るく親切で丁寧な応対が求められます。

2. 会計業務

カルテに記載された診療内容をもとに、患者様の医療費を計算します。電子カルテを導入している病院やクリニックでは自動で金額が算出されますが、最終的にミスがないかしっかりチェックする必要があります。患者様への請求金額が確定したら、窓口や精算機での会計をご案内します。

3. レセプト業務

患者様が加入している健康保険組合や共済組合、市区町村などの保険者に、患者様の自己負担分以外の診療費用を請求するために必要なのが、「レセプト(診療報酬明細書)」の作成業務です。最近ではICT化が進み、コンピュータ入力によって算出された明細書の点検や確認が主となります。レセプトが正しく作成されているか確認するには、複雑な算定ルールの理解と、診療行為や処方薬についての正しい知識が必要で、不備や間違いがないよう細心の注意を払って業務にあたることが求められます。

医療事務は医療保険にかかわる専門職であるとともに、受付で患者様に応対する機会も非常に多いため、知識やスキルと同様にコミュニケーション能力が問われる職種だといえます。

医療事務のお仕事の1日のスケジュール

cl004_02.jpg

医療事務のお仕事に対する理解を深めるために1日のお仕事の流れの一例をご紹介します。勤務形態や勤務先によって詳細は異なりますが、参考にしてください。ここではクリニックでの1日をご紹介します。

[8:30]出勤・清掃

9時から診療を開始するクリニックの場合、医療事務スタッフはその30分前には出勤して患者様を迎えるための準備を行います。

出勤後、制服に着替えたら玄関や受付、待合室・診察室などの院内清掃を行います。必ずしも病院・クリニックに限ったことではありませんが、気持ちよく1日をはじめるためのスタートとしてまずは清掃を行うのが一般的です。

[9:00]午前診療の開始

診療時間中の主な業務は、受付での患者様応対になります。患者様の受付や問診、診察のご案内のほか、会計や電話応対などを行います。

[12:00]午前診療の受付終了

午前診療の受付が12時に終了し、診察中の患者様、会計待ちの患者様がいなくなったら待合室の片づけを行い、昼休みに入ります。

[14:00]午後診療の開始

午前と同じように、患者様の応対を行います。患者様の受付や問診、診察のご案内、会計や電話応対などを行います。

[18:00]午後診療の受付終了

すべての患者様の診察と会計が終了したら、清掃を行い、その日の業務は終了です。残業は比較的少ない職種です。

月末から翌月10日頃まではレセプト業務が発生

ほとんどの患者様が保険証を提示して診療を受けますが、窓口で支払うのは実際にかかった医療費の3割で、残りの7割は医療機関が健康保険組合、共済組合、市区町村などの保険者に対して月に一度、請求を行います※。レセプトは、医療機関が患者様の自己負担分以外の医療費を請求する明細書であり、診療の内容ごとに診療報酬が全て点数化されているのが特徴です。
※患者様の自己負担の割合は、保険証の種類・年齢などによって異なります。

このレセプト作成は毎月月末から翌月10日頃までに実施する必要がありますので、その期間中は診察終了後にレセプト作成・点検を行います。

大変だけどやりがいのある医療事務のお仕事

医療事務の日々のお仕事の中心は患者様応対ですが、患者様応対は、体調不良の方やそのご家族などが対象ですから、一般的なサービス業の接客とは異なる難しさがあります。また、月末から翌月10日頃にかけては、医療機関の収入を決めるレセプト作成・点検が発生します。

決して楽ではありませんが、何よりも患者様の役に立っている、患者様に頼りにされるというやりがいを感じられるお仕事です。

cl004_03.jpg
PAGE TOP