
2022年09月01日
人気のお仕事、医療事務って難しいの?
医療事務のお仕事は、病院やクリニックなどの医療機関での勤務となるため、医療保険制度などについての専門的な知識が必要です。また、デスクワークのお仕事以外に、受付や会計などの患者様応対があり、業務の幅が広いという大変さもあります。
「未経験者には難しいお仕事」というイメージを持たれる人も多いようですが、その分やりがいも大きく魅力的なお仕事です。医療事務に必要な専門知識やスキルは、資格取得に向けてしっかり勉強すれば身につけられますし、一度知識やスキルを習得すれば、その専門性から安定したニーズがあるお仕事でもあります。
ここでは、医療事務のお仕事内容のほか、やりがいや魅力についてお伝えした後、未経験から医療事務のお仕事に就くために役立つ資格についても解説していきます。
医療事務のお仕事内容は?
医療事務のお仕事内容は、おおまかに、受付業務・会計業務・レセプト業務の3つの業務に分けられます。

受付業務
病院やクリニックの受付窓口で、患者様をお迎えするお仕事です。患者様から保険証や診察券を預かって内容を確認したり、患者様の基本情報を電子カルテに登録したり、カルテを準備して診察室へ案内したりという業務があります。患者様をお待たせすることなく円滑に業務を行うためには、医療保険制度に関する正しい知識が必要となります。それと同時に、明るく丁寧に患者様の応対をする接遇力も求められます。
会計業務
医師の診療が終わった後、カルテの内容と診療報酬点数表、患者様の加入している医療保険をもとに、患者様に請求する医療費を計算します。最近では電子カルテを導入している医療機関が多いため、自動計算された内容を確認する作業がメインとなります。医師の作成したカルテと見比べて間違いがないか注意しながら、慎重かつスピーディに業務にあたるためには、相応の知識とスキルが求められます。
レセプト業務
病院やクリニックの収入に関わる、診療報酬明細書の作成・点検・提出を行うのが「レセプト業務」です。患者様が窓口で支払う自己負担分以外の診療費用を、健康保険組合や共済組合、市区町村などの保険者に請求します。最近では、ICT化が進んでいるため、自動で算出された明細書の点検や確認が主となりますが、ミスなく確認作業を進めるためには、算定ルールを正しく理解している必要があり、正確な処理能力も求められる大切なお仕事です。
医療事務のやりがい・魅力とは?
専門性が問われる医療事務のお仕事は、日々やりがいを感じられる魅力的なお仕事です。
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●医療事務のお仕事のやりがい
・間接的に医療に携われるため、社会貢献ができる
・患者様の助けとなり、感謝されるお仕事である
・地元の医療機関でお仕事することで、地域社会に貢献できる
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●医療事務のお仕事の魅力
・専門性や経験が重視されるため、ブランクができても再就職しやすい
・職場となる病院やクリニックが、全国各地どこにでもある
・ライフスタイルに合わせて、働き方を選びやすい
高齢化が進む日本では、ますます医療の重要性が高まっています。医療事務は専門的なお仕事であるからこそ、長く安定して続けられるお仕事だといえるでしょう。
未経験から医療事務のお仕事をするためには?
専門的な知識を問われる医療事務のお仕事は、未経験者よりも経験者が優遇される傾向があります。
しかし、実践力を重視した医療事務の講座を受講し、専門知識やスキルを習得して資格を取得すれば、未経験の人でもお仕事を見つけやすくなります。また、資格保有者は医療事務に必要な専門知識やスキルを習得しているので、就業後も即戦力として活躍することが可能です。

医療事務の資格取得って難しいの?
ここからは、医療事務の専門知識やスキルを習得できる資格について説明していきます。
医療事務に関わる資格試験にはいくつかあり、代表的なものには、医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)、医療事務管理士技能認定試験、診療報酬請求事務能力認定試験などがあります。いずれも国家資格ではなく民間資格です。
数ある医療事務資格のなかで、受験者が多く規模が大きいポピュラーな資格試験といえば「医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)」があげられます。試験は毎月実施されていて、テキスト参照が可能な在宅受験での実施となります。受験資格は不問で、学歴や実務経験に関わらずチャレンジすることが可能です。
医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)とは?
医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)は、一般財団法人 日本医療教育財団が実施している認定試験で、試験の合格者には「メディカル クラーク®」の称号が与えられます。これは、レセプト業務や窓口業務など医療事務職として求められる能力を備えていることを証明するものです。
医療事務の分野では国内最大規模の全国統一試験(当該財団ホームページより)で、1974年からの総受験者数は163万人、合格者数も92万人を超えています。試験はテキスト参照が可能な在宅試験なので、落ち着いて試験に臨めます。年に12回(毎月)実施されているので、受講修了や就職・転職のタイミングに合わせて受験しやすく、また万が一試験に落ちた場合も再チャレンジしやすいという特徴があります。
資格取得のための講座受講期間は、最短1.5ヵ月から!
医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)は、しっかり試験対策の勉強をすれば、最短1.5ヵ月から資格取得を目指せます。

ニチイの医療事務講座(医科)で資格取得を目指そう!
ニチイの医療事務講座(医科)では、医療事務のお仕事に必須の専門知識とスキルを習得します。講座内容は実践的で、医療機関を訪問する職場見学や、講師の担任制、無料復習制度などのサポート体制も充実しています。また、オプションで受講できる「医療事務講座(医科)受験対策セミナー」も人気です。
講座は最短1.5ヵ月で修了することが可能で、修了後は「医療事務技能審査試験(メディカル クラーク®)」の合格を目指します。合格すれば、受付、会計、カルテ管理、オペレータ業務、医療費の請求など、医療事務の業務に必要な知識が身についていることを証明できます。
しっかり勉強をすれば、医療事務のお仕事は難しくない!
医療事務のお仕事は、業務内容の幅が広いだけでなく、専門的な知識やスキルが求められるため、未経験の人には、難しいお仕事だといえるでしょう。しかし、その分やりがいもあり、患者様から感謝される魅力的なお仕事です。
また、未経験の方は医療事務講座(医科)で勉強して医療事務の資格を取れば、お仕事に必要な専門知識やスキルを身につけることが充分可能です。
高齢化が進み、医療分野の職種のニーズはますます高まっています。医療事務は、一度専門知識やスキルを身につければ長く活躍でき、地域社会に貢献できるなど、さまざまなやりがいや魅力を見出せるお仕事です。あなたも魅力いっぱいな医療事務のお仕事を目指してみてはいかがでしょうか。
[初回公開日 2020年03月04日]