2020年01月24日

ケアマネジャー(ケアマネージャー)試験の受験資格や内容は?

介護を必要としている人と介護サービスを提供する事業所や施設とを繋ぐ橋渡し的な役割を担うケアマネジャー(ケアマネージャー。介護保険制度上では「介護支援専門員」)。超高齢社会において活躍の場も多く、ニーズの高い資格です。この記事では、これまでの経験を活かしてケアマネジャーの資格を取得し、キャリアアップを図りたいという人のために、近年の資格試験の動向に留意し、受験資格と試験内容について詳しく見ていきます。

ケアマネジャー(ケアマネージャー)の資格について

ケアマネジャーとは、介護サービスの計画を立てるプランナーであり、介護サービスのトータルコーディネーターとしての役割を担う専門職です。

ケアマネジャーになるためには、勤務先(または住居地)の都道府県で年に1回実施される「介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)」に合格し、実務研修を修了後に各都道府県に登録する必要があります。2000年4月の介護保険制度導入に伴い創設された各都道府県知事の登録を受ける公的資格です。

保健・医療・福祉に関する国家資格保有者としての実務経験が5年以上かつ従事日数が900日以上など、細かく受験資格の条件が設けられています。また、資質と深い経験が求められるだけでなく、高齢者の身体と心についての知識や、介護保険に関わる法律や制度に関する知識も問われるため、比較的難易度の高い資格といえるでしょう。

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ケアマネジャー(ケアマネージャー)試験の受験資格・試験内容について

近年、ケアマネジャー試験のあり方が検討されています。2015年度(第18回)試験から免除科目が廃止され、2018年度(第21回)試験より、受験資格にも変更があったため、受験資格と試験内容については特に注意が必要です。

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受験資格

従来は介護などの業務従事者などについても受験資格が与えられていましたが、2018年度(第21回)試験から条件が厳しくなり、以下①②のいずれかを満たす人が対象となりました。


①特定の国家資格を保有している人

医師、歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、准看護師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、介護福祉士、視能訓練士、義肢装具士、歯科衛生士、言語聴覚士、あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師、栄養士(管理栄養士含む)、精神保健福祉士のいずれかを保有し、これらの国家資格に基づく業務の実務経験が通算5年以上であり、従事した日数が900日以上であれば受験資格を得られます。


②介護施設などで相談援助業務などに従事している人

上記の国家資格を保有していない場合でも、生活相談員、支援相談員、相談支援専門員、主任相談支援員として、受験資格に定められる相談援助業務に通算5年以上の従事期間があり、900日以上の従事日数があれば、受験資格が与えられます。

各都道府県において若干異なる場合があるため、受験資格の詳細は受験地の担当部署に確認し、きちんと把握しましょう。


試験内容

ケアマネジャー試験の問題形式は5つの選択肢から正しいものを複数選んで回答する五肢複択式であり、ほとんどの都道府県で解答はマークシート方式が採用されています。試験時間は120分間ですが、身体に障がいがあるなどの理由で配慮が必要な場合の受験時間は別途定められています。問題数は合計60問あり、「介護支援分野」から介護保険制度の基礎知識、要介護認定等の基礎知識、居宅・施設サービス計画の基礎知識等の内容で25問、「保健医療福祉サービス分野」から保健医療サービスの知識等の内容で20問、福祉サービスの知識等の内容で15問の計35問が出題されます。

合格ラインは、各分野の正答率70%程度を基準としていますが、問題の難易度によって毎年補正されています。合格目安として各分野70%以上の正答率を目標にするとよいでしょう。


ケアマネジャー(ケアマネージャー)試験の試験日程と合格率について

試験日程

【試験日程】2020年10月11日(日)
【受験申込期間】2020年6月上旬~下旬(※都道府県によって異なります)
【合格発表】2020年12月2日(水)
【問題数/試験時間】60問/120分
【受験手数料】6,600円~14,400円(※都道府県によって異なります。例えば東京都の場合は12,800円。その他手数料が生じる場合があります)

介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)は年に1回実施されており、例年10月の中旬~下旬頃に行われています。受験申込期間は6月上旬頃から1ヵ月程度です。申込期間や受験手数料は都道府県によって異なりますので、受験する各都道府県の試験要項を早い段階で確認しておくようにしましょう。

試験に合格した人には、実務研修の案内が通知され、試験翌年に実務研修が実施されます。研修を修了し、介護支援専門員資格登録簿へ登録すると、晴れてケアマネジャーになることができます。


合格率

ケアマネジャーになるための「介護支援専門員実務研修受講試験」の合格率は10~20%前後と低めで、難易度の高い試験として知られています。2014年度(第17回)~2017年度(第20回)の合格率は19.2%、15.6%、13.1%、21.5%と推移していましたが、2018年度(第21回)の試験では受験資格の条件が厳しくなったこともあり10.1%となりました。

2019年度(第22回)は、10月13日(日)に試験が実施されましたが、一部の地域では台風19号の影響により延期となり、2020年3月8日(日)に再試験が実施されました。合格率は、19.5%でした。


受験資格があるなら、ケアマネジャー(ケアマネージャー)にチャレンジしてみませんか?

ケアマネジャーには、介護に関する豊富な経験・知識と責任感の強さが求められますが、高齢者の生活を支える重要なお仕事であり、その分やりがいもあります。
介護のお仕事で責任のあるポジションでやりがいを持って働きたいという人は、介護業界における上位資格であるケアマネジャー資格の取得をぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

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