2024年08月09日
介護福祉士実務者研修を受講する際はどのような服装がよいのか?
実務者研修は、介護福祉士国家試験を受験するときや、サービス提供責任者を目指す際に必要な研修です。初任者研修より専門的な知識や技術、一部の医療行為の基礎知識を身につけることができます。
介護職のステップアップに欠かせない実務者研修ですが、どのような服装で受講したらよいのか、気になっている方もいらっしゃると思います。この記事では、実務者研修の受講に適した服装について、具体例を含めてご紹介します。
- 介護福祉士実務者研修の服装のポイント
- 介護福祉士実務者研修の服装に関するNGポイント
- 介護福祉士実務者研修を受講する際の具体的な服装例
- 介護福祉士実務者研修の服装は、介護現場や介護職員初任者研修受講時と同じでよい
介護福祉士実務者研修の服装のポイント
実務者研修を受講する際に着る服装を選ぶときは、以下のポイントに気をつけましょう。
動きやすい服装
実務者研修では、実際に介護サービスを提供する場面を想定したケアの演習を行います。実際の介護現場と同様に、動きやすさを考えてスカートは避け、ズボンを着用した方がよいでしょう。 靴は、実際に介護現場で着用するような、動きやすくて脱ぎ履きしやすいものがおすすめです。サンダルは避けましょう。
温度調節しやすい服装
実技・演習の内容によっては、身体を動かしているうちに暑くなることもあります。温度調節しやすい服装が望ましいです。
エプロンはスクールの指示に従いましょう
スクールによって、取り扱いが違うのがエプロンです。清潔さを保つためにエプロン着用が必須のところもあれば、受講者が自由に選択できるところもあります。
エプロンの着用が求められるスクールでは、指定エプロンの購入を求められることもあります。スクールの指示に従って、エプロンの準備をしましょう。
介護福祉士実務者研修の服装に関するNGポイント
続いて、実務者研修で避けたほうがよい、服装や身なりのポイントを見ていきましょう。
動きにくい服装
スーツやスカート、タイトなシャツやズボンなど、動きにくい服装は適しません。
また、たるんでいる服や袖口の広い服、フードのある服も、車いすや手すりなどに引っかかりやすく、事故につながりやすいので避けましょう。
露出の多い服装
露出の多い服装は、周りの人に不快感を与える恐れがありますので、避けたほうがよいでしょう。
安定感の悪い靴
サンダルやヒールの高い靴、厚底の靴など、安定しにくい靴もNGです。動きやすさや脱ぎ履きのしやすさを考えて靴を選びましょう。また、清潔さを保つために、必ず靴下を着用してください。
アクセサリー類や長い爪、腕時計など
介護現場では、ネックレスやピアス、指輪、ブローチなどのアクセサリー類、長い爪はNGです。実務者研修の受講時も避けたほうがよいでしょう。腕時計もおすすめできません。
NGの理由としては、介護サービスご利用者の身体を傷つけてしまう、ご利用者がつかんで思わぬ事故につながる、衛生的によくないなどが挙げられます。
香水や派手な服装
香水は、苦手に感じる人がいるのでNGです。また、派手な色やデザインの服装、過度なメイクは、介護サービスご利用者に不快感を与えることがあるので避けましょう。暗い印象や圧迫感を与えるため、全身真っ黒の服装もおすすめしません。
清潔感のない服装
洗濯をしていない服装、ほつれや破れのある服装はNGです。長い髪は束ねる、爪は短く切る、ひげは剃るなど、清潔感を意識しましょう。
介護福祉士実務者研修を受講する際の具体的な服装例
ここからは、実務者研修を受講するのに好ましい服装の具体例をみていきましょう。
上着:Tシャツやポロシャツなど
上着は、動きやすくて通気性のよい素材のTシャツやポロシャツがおすすめです。派手な色やデザインは避け、自分に合ったサイズのものを選びましょう。 胸ポケットに物を入れると、介護サービスご利用者の身体を傷つけてしまうことがあるのでおすすめしません。
ズボン:ジャージやスウェットなど
ズボンは、ストレッチ性のあるジャージやスウェットがおすすめです。静電気が起こりにくい素材を選ぶとよいでしょう。
伸縮性のあるチノパンもよいですが、ファスナーが隠れているもの、ベルトの必要がないものなど、介護サービスご利用者の身体を傷つけるおそれのないものを選びましょう。
靴:スニーカーやナースシューズなど
靴は、安定感があって脱ぎ履きしやすいものを選びましょう。スニーカーの場合には、靴紐がないものがおすすめです。医療現場でも使用されているナースシューズもよいでしょう。
エプロン:スクールに確認を
エプロンは、スクールの指示に従いましょう。指定のエプロンがある場合もあります。着脱しやすく、撥水性が高いものや防汚加工されたものがおすすめです。
介護福祉士実務者研修の服装は、介護現場や介護職員初任者研修受講時と同じでよい
実務者研修の受講に適した服装は、基本的に介護現場や初任者研修の受講時と同じ服装で問題なく、特別なものである必要はありません。
以下のポイントを押さえて、服装を選びましょう。
- 動きやすくて機能的
- シンプルで清潔感がある
- 介護サービスご利用者の身体を傷つけず、不快感やストレスを与えない
これらは、介護現場でも推奨されている服装です。研修とはいえ、実際に業務に就くことをイメージして、介護現場を想定した服装で、研修に臨んでください。
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