2024年10月01日
実務者研修を最短で取得できる期間は?
介護職のステップアップや介護福祉士国家試験の受験に欠かせないのが実務者研修です。資格取得を検討している方の中には、「最短でどの程度の期間がかかるのか知りたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
実務者研修を取得するのに必要な期間は、保有資格や受講方法によって異なります。この記事では、実務者研修を最短で取得できる期間を、そのポイントとともに解説していきます。
- 実務者研修を最短で取得できる期間は?
- 実務者研修を最短期間で取得するなら、通信学習を上手に活用
- そもそも実務者研修とは
- 実務者研修は働きながら取得可能?
- 実務者研修はいつ受講開始すべき?
- 実務者研修の取得期間に関するQ&A
- 最短で実務者研修取得を目指すなら
実務者研修を最短で取得できる期間は?
実務者研修を取得する際にかかる総学習時間数は450時間で、そのほか医療的ケアの演習を別途受講する必要があります。科目ごとに学習時間が定められており、保有資格によって一部の科目が免除されます。
実務者研修の学習時間を、目安となる受講期間とともに確認していきましょう。
●保有資格:介護職員初任者研修/ホームヘルパー2級
(取得までの期間の目安:4ヵ月)
介護職員初任者研修、または、ホームヘルパー2級を修了した方の取得にかかる学習時間は、320時間+医療的ケアの演習の時間で、そのうち「介護過程Ⅲ」のカリキュラムの45時間+医療的ケアの演習の時間(一般的に合計で7~10日間)は通学が必要です。取得までの目安は4ヵ月ほどです。
●保有資格:ホームヘルパー1級
(取得までの期間の目安:2ヵ月)
ホームヘルパー1級を修了した方の学習時間は、95時間+医療的ケアの演習の時間です。通学が必要な時間は、初任者研修、ホームヘルパー2級の方と同じく、「介護過程Ⅲ」のカリキュラムの45時間+医療的ケアの演習の時間です。通信学習の時間は減りますが、一般的に7~10日間の通学が必要で、取得までの目安は2ヵ月ほどです。
●保有資格:介護職員基礎研修
(取得までの期間の目安:1ヵ月)
介護職員基礎研修を修了した方の学習時間は、50時間+医療的ケアの演習の時間です。医療的ケアの演習の時間は通学が必要で、取得までの目安としては1ヵ月ほどかかります。
●保有資格:認知症介護基礎研修/無資格
(取得までの期間の目安:6ヵ月以上)
認知症介護基礎研修を修了した方および無資格の方は科目の免除がなく、全450時間+医療的ケアの演習の時間の受講が必要です。いずれも、「介護過程Ⅲ」のカリキュラムの45時間+医療的ケアの演習の時間(合計で、一般的に7~10日間)は通学が必要です。取得には最低でも6ヵ月ほどの期間がかかります。
■保有資格ごとの受講科目一覧
- ※こちらの一覧および以下の注釈は「ニチイの介護福祉士実務者研修」での一例です。
- ※医療的ケアの講義後に行われる「医療的ケア 筆記試験」に合格しないと、医療的ケア演習の受講はできません。不合格の場合は追試を受けていただきます(有料 税込3,300円/回)。
- ※医療的ケア(演習)後の実地研修は行いません。実際に「たん吸引」や「経管栄養」を行うためには、実地研修が必要です。
学習形態 | 科目 | 時間数 | 介護職員初任者研修修了者 | ホームヘルパー2級修了者 | ホームヘルパー1級修了者 | 介護職員基礎研修修了者 | 無資格の方 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5時間 | ● | ||||
社会の理解Ⅰ | 5時間 | ● | |||||
社会の理解Ⅱ | 30時間 | ● | ● | ● | |||
介護の基本Ⅰ | 10時間 | ● | |||||
介護の基本Ⅱ | 20時間 | ● | ● | ||||
コミュニケーション技術 | 20時間 | ● | ● | ● | |||
生活支援技術Ⅰ | 20時間 | ● | |||||
生活支援技術Ⅱ | 30時間 | ● | |||||
発達と老化の理解Ⅰ | 10時間 | ● | ● | ● | |||
発達と老化の理解Ⅱ | 20時間 | ● | ● | ● | |||
認知症の理解Ⅰ | 10時間 | ● | ● | ||||
認知症の理解Ⅱ | 20時間 | ● | ● | ● | |||
障害の理解Ⅰ | 10時間 | ● | ● | ||||
障害の理解Ⅱ | 20時間 | ● | ● | ● | |||
こころとからだのしくみⅠ | 20時間 | ● | |||||
こころとからだのしくみⅡ | 60時間 | ● | ● | ● | |||
介護過程Ⅰ | 20時間 | ● | |||||
介護過程Ⅱ | 25時間 | ● | ● | ● | |||
医療的ケア | 50時間 | ● | ● | ● | ● | ● | |
自宅学習科目数 | 10科目 | 11科目 | 1科目 | 1科目 | 19科目 | ||
スクーリング | 介護過程Ⅲ | 45時間 | ● | ● | ● | ● | |
医療的ケア(講義・演習※) | 16時間 | ● | ● | ● | ● | ● | |
スクーリング日数 | 9日間 | 9日間 | 9日間 | 3日間 | 9日間 | ||
受講期間 | 4ヵ月 | 4ヵ月 | 2ヵ月 | 1ヵ月 | 6ヵ月 | ||
総学習時間数 |
320時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
320時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
95時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
50時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
450時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
- ※こちらの一覧および以下の注釈は「ニチイの介護福祉士実務者研修」での一例です。
- ※医療的ケアの講義後に行われる「医療的ケア 筆記試験」に合格しないと、医療的ケア演習の受講はできません。不合格の場合は追試を受けていただきます(有料 税込3,300円/回)。
- ※医療的ケア(演習)後の実地研修は行いません。実際に「たん吸引」や「経管栄養」を行うためには、実地研修が必要です。
介護職員初任者研修修了者
学習形態 | 科目 | 時間数 | 有無 |
---|---|---|---|
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5時間 | |
社会の理解Ⅰ | 5時間 | ||
社会の理解Ⅱ | 30時間 | ● | |
介護の基本Ⅰ | 10時間 | ||
介護の基本Ⅱ | 20時間 | ● | |
コミュニケーション技術 | 20時間 | ● | |
生活支援技術Ⅰ | 20時間 | ||
生活支援技術Ⅱ | 30時間 | ||
発達と老化の理解Ⅰ | 10時間 | ● | |
発達と老化の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
認知症の理解Ⅰ | 10時間 | ||
認知症の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
障害の理解Ⅰ | 10時間 | ||
障害の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
こころとからだのしくみⅠ | 20時間 | ||
こころとからだのしくみⅡ | 60時間 | ● | |
介護過程Ⅰ | 20時間 | ||
介護過程Ⅱ | 25時間 | ● | |
医療的ケア | 50時間 | ● | |
自宅学習科目数 | 10科目 | ||
スクーリング | 介護過程Ⅲ | 45時間 | ● |
医療的ケア(講義・演習※) | 16時間 | ● | |
スクーリング日数 | 9日間 | ||
受講期間 | 4ヵ月 | ||
総学習時間数 |
320時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
ホームヘルパー2級修了者
学習形態 | 科目 | 時間数 | ホームヘルパー2級修了者 |
---|---|---|---|
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5時間 | |
社会の理解Ⅰ | 5時間 | ||
社会の理解Ⅱ | 30時間 | ● | |
介護の基本Ⅰ | 10時間 | ||
介護の基本Ⅱ | 20時間 | ||
コミュニケーション技術 | 20時間 | ● | |
生活支援技術Ⅰ | 20時間 | ||
生活支援技術Ⅱ | 30時間 | ||
発達と老化の理解Ⅰ | 10時間 | ● | |
発達と老化の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
認知症の理解Ⅰ | 10時間 | ● | |
認知症の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
障害の理解Ⅰ | 10時間 | ● | |
障害の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
こころとからだのしくみⅠ | 20時間 | ||
こころとからだのしくみⅡ | 60時間 | ● | |
介護過程Ⅰ | 20時間 | ||
介護過程Ⅱ | 25時間 | ● | |
医療的ケア | 50時間 | ● | |
自宅学習科目数 | 11科目 | ||
スクーリング | 介護過程Ⅲ | 45時間 | ● |
医療的ケア(講義・演習※) | 16時間 | ● | |
スクーリング日数 | 9日間 | ||
受講期間 | 4ヵ月 | ||
総学習時間数 |
320時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
ホームヘルパー1級修了者
学習形態 | 科目 | 時間数 | ホームヘルパー1級修了者 |
---|---|---|---|
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5時間 | |
社会の理解Ⅰ | 5時間 | ||
社会の理解Ⅱ | 30時間 | ||
介護の基本Ⅰ | 10時間 | ||
介護の基本Ⅱ | 20時間 | ||
コミュニケーション技術 | 20時間 | ||
生活支援技術Ⅰ | 20時間 | ||
生活支援技術Ⅱ | 30時間 | ||
発達と老化の理解Ⅰ | 10時間 | ||
発達と老化の理解Ⅱ | 20時間 | ||
認知症の理解Ⅰ | 10時間 | ||
認知症の理解Ⅱ | 20時間 | ||
障害の理解Ⅰ | 10時間 | ||
障害の理解Ⅱ | 20時間 | ||
こころとからだのしくみⅠ | 20時間 | ||
こころとからだのしくみⅡ | 60時間 | ||
介護過程Ⅰ | 20時間 | ||
介護過程Ⅱ | 25時間 | ||
医療的ケア | 50時間 | ● | |
自宅学習科目数 | 1科目 | ||
スクーリング | 介護過程Ⅲ | 45時間 | ● |
医療的ケア(講義・演習※) | 16時間 | ● | |
スクーリング日数 | 9日間 | ||
受講期間 | 2ヵ月 | ||
総学習時間数 |
95時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
介護職員基礎研修修了者
学習形態 | 科目 | 時間数 | 介護職員基礎研修修了者 |
---|---|---|---|
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5時間 | |
社会の理解Ⅰ | 5時間 | ||
社会の理解Ⅱ | 30時間 | ||
介護の基本Ⅰ | 10時間 | ||
介護の基本Ⅱ | 20時間 | ||
コミュニケーション技術 | 20時間 | ||
生活支援技術Ⅰ | 20時間 | ||
生活支援技術Ⅱ | 30時間 | ||
発達と老化の理解Ⅰ | 10時間 | ||
発達と老化の理解Ⅱ | 20時間 | ||
認知症の理解Ⅰ | 10時間 | ||
認知症の理解Ⅱ | 20時間 | ||
障害の理解Ⅰ | 10時間 | ||
障害の理解Ⅱ | 20時間 | ||
こころとからだのしくみⅠ | 20時間 | ||
こころとからだのしくみⅡ | 60時間 | ||
介護過程Ⅰ | 20時間 | ||
介護過程Ⅱ | 25時間 | ||
医療的ケア | 50時間 | ● | |
自宅学習科目数 | 1科目 | ||
スクーリング | 介護過程Ⅲ | 45時間 | |
医療的ケア(講義・演習※) | 16時間 | ● | |
スクーリング日数 | 3日間 | ||
受講期間 | 1ヵ月 | ||
総学習時間数 |
50時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
無資格の方
学習形態 | 科目 | 時間数 | 無資格の方 |
---|---|---|---|
自宅学習 | 人間の尊厳と自立 | 5時間 | ● |
社会の理解Ⅰ | 5時間 | ● | |
社会の理解Ⅱ | 30時間 | ● | |
介護の基本Ⅰ | 10時間 | ● | |
介護の基本Ⅱ | 20時間 | ● | |
コミュニケーション技術 | 20時間 | ● | |
生活支援技術Ⅰ | 20時間 | ● | |
生活支援技術Ⅱ | 30時間 | ● | |
発達と老化の理解Ⅰ | 10時間 | ● | |
発達と老化の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
認知症の理解Ⅰ | 10時間 | ● | |
認知症の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
障害の理解Ⅰ | 10時間 | ● | |
障害の理解Ⅱ | 20時間 | ● | |
こころとからだのしくみⅠ | 20時間 | ● | |
こころとからだのしくみⅡ | 60時間 | ● | |
介護過程Ⅰ | 20時間 | ● | |
介護過程Ⅱ | 25時間 | ● | |
医療的ケア | 50時間 | ● | |
自宅学習科目数 | 19科目 | ||
スクーリング | 介護過程Ⅲ | 45時間 | ● |
医療的ケア(講義・演習※) | 16時間 | ● | |
スクーリング日数 | 9日間 | ||
受講期間 | 6ヵ月 | ||
総学習時間数 |
450時間
+ 医療的ケア講義・演習16時間 |
実務者研修の取得に必要な期間ですが、カリキュラムとして定められているのは保有資格ごとに設定された学習時間と、通学が必要な学習時間のみです。取得にかかる期間は、通信学習と併用できるのか、週に何回通学できるのかなどによって異なります。そのため受講期間はあくまでも目安だということに留意しておきましょう。
さらに詳しく知りたい方は、介護講座で累計120万人以上の修了生を輩出している
「ニチイの介護福祉士実務者研修」の「学習内容」も参考にしてください。
実務者研修を最短期間で取得するなら、通信学習を上手に活用
実務者研修は自宅で学習を進められる科目もたくさんあるため、多くのスクールでは通学学習と通信学習が併用されています。最短での取得を目指すには、「通学+通信」の学習スタイルで学べるスクールがおすすめです。学習時間を確保して、計画的に通信学習を進めましょう。
実務者研修の通信学習では、疑問の解決に役立つ「質問回答システム」など、自宅学習においても安心して学習を進められるようなサポートが用意されているスクールもあります。このような機能を活用して、着実に学習を進めていきましょう。
そもそも実務者研修とは
すでにご存じの方も多いと思いますが、実務者研修とは一体どのような資格なのか、改めてご紹介します。
実務者研修は、介護の専門的・実践的な知識と技術を学ぶ研修です。正式名称を「介護福祉士実務者研修」といいます。介護サービスご利用者やそのご家族との「コミュニケーション技術」、ご利用者の特性に応じた「アセスメント→計画立案→実施→評価」のプロセスを事例をもとに学ぶ「介護過程Ⅲ」、経管栄養や喀痰吸引などの「医療的ケア」など、介護福祉士に必要な知識と技術を身につけます。
実務者研修は、介護の実務経験3年(実働日数540日以上)以上の要件で介護福祉士国家試験を受験する際に、取得が義務づけられています。また、実務者研修を取得すると、訪問介護サービスにおいて重要な役割を担う「サービス提供責任者」になることができます。実務者研修を取得することで、収入アップに繋がったり転職活動でも有利になったり、キャリアアップとしてのメリットも期待できるでしょう。
さらに、「たん吸引」や「経管栄養」などの医療ケアを学べるのも大きな魅力です。実務者研修を取得したのちに所定の研修を受講することで、特定の医療行為を行えるようになることから、さらに活躍の場を広げられるでしょう。
実務者研修の取得によるメリットについて、さらに詳しく知りたい方は、介護講座で累計120万人以上の修了生を輩出している「ニチイの介護福祉士実務者研修」の「資格・就職」も参考にしてください。
実務者研修は働きながら取得可能?
実務者研修の受講を検討される方は、大半が介護職としてのステップアップを目指す現役介護従事者だと思われます。介護現場で働きながらの資格取得は難しいように感じる方も多いかもしれませんが、お伝えしたように通学と通信の組み合わせで受講できるスク-ルを選び、スキマ時間を活用してコツコツ通信学習を進めていけば、お仕事をしながらでも取得を目指せるでしょう。
また、通学が必要な科目がありますので、自宅や職場などから通いやすい場所にあるスクールを選ぶことがポイントです。夜間クラスや休日クラスなど、仕事をしながらでも通いやすいクラスのあるスクールを選べば、無理なく受講して資格取得を目指すことができます。
介護講座で累計120万人以上の修了生を輩出しているニチイでは、働きながらでも安心して修了を目指せるように、夜間や週末など生活スタイルに合わせて受講できるクラスもご用意しています。
より詳しい情報をご覧になりたい方は、「ニチイの介護福祉士実務者研修」の「学び方・料金」も参考にしてください。
実務者研修はいつ受講開始すべき?
実務者研修はいつでも受講開始できますが、実務者研修を取得したうえで、毎年1月下旬に行われる介護福祉士国家試験の受験を目指す場合、遅くとも2ヵ月前の11月からは受験対策を行うことが望ましいとされています。
受講期間の目安が4ヵ月ほどかかる初任者研修やホームヘルパー2級の方の場合を例に挙げると、遅くとも7月には実務者研修の受講をスタートさせておきましょう。ただし、早めに対策をしておくことに越したことはありません。受験することを決めたら、前向きに実務者研修の受講を検討してみましょう。
なお、国家試験を受験するタイミングで実務者研修を取得していなくても、国家試験が行われる年度の3月31日までに修了する見込みであることを証明する、「修了(見込)証明書」を受験申込時に提出すれば受験は可能です。いずれにしても、希望スクールの開講状況やスケジュールを確認し、余裕を持って受講するようにしましょう。
また、実務者研修を取得して、キャリアップのための転職を考えているのであれば、転職したいタイミングから逆算して、受講に必要な期間と転職活動の期間が確保できるように実務者研修の受講を開始しましょう。
実務者研修の取得期間に関するQ&A
ここで実務者研修の取得期間に関して、よく寄せられる質問について改めてご紹介します。
実務者研修の取得にかかる期間は?
実務者研修を取得するのに必要な期間は、保有している資格によって異なります。
対象者が多い初任者研修またはホームヘルパー2級の修了者は、目安として4ヵ月ほどかかります。最短で取得できる介護職員基礎研修の修了者は目安として1ヵ月、ホームヘルパー1級の修了者は目安として2ヵ月ほどです。認知症介護基礎研修の方または無資格の方が最も期間が長く、最低でも6ヵ月ほどかかります。
実務者研修を受講期間中に修了できなかった場合はどうなる?
病気などの理由で長期間学習ができなくなり、予定通りに実務者研修が修了できないこともあるかもしれません。受講できる期間が長く設定されているか、休学する制度はあるか、修了できない場合に延長はできるのかなどを、あらかじめ確認しておくと安心です。
最短で実務者研修取得を目指すなら
実務者研修の取得に必要な学習時間は、ご自身が保有している資格によって異なりますが、いずれの資格保有者においても、最短での取得を目指すなら、働きながらでも通いやすい立地のスクールや曜日や時間などのクラス設定が豊富なスクール、通信学習との組み合わせでライフスタイルに合わせてフレキシブルに学習を進められるスクールを選ぶことが大切です。
介護福祉士国家試験を受験する方は、試験対策に十分な時間を確保できるよう早めに受講することをおすすめします。また、サービス提供責任者を目指して転職したい方など、修了したいタイミングが決まっている場合にも、余裕を持って準備を進められるよう早めの受講を検討してみましょう。
介護講座で累計120万人以上の修了生を輩出しているニチイでは、実務者研修を行っている教室が全国にあります。最寄りの教室を検索してみてください。
介護福祉士実務者研修について、さらに知りたい方は、「ニチイの介護福祉士実務者研修」を参考にしてください。